2009年からダンス部の顧問をやっている。

そのころにはストリートダンスを核としたダンス部の大会はほとんどなかった。

ダンススタジアムという大会が第2回目をむかえる年。一条は準備が間に合わず、出場を断念。

翌年の2010年、第3回大会に初めて出場した。直前のダンスドリルの全国大会で初出場ながらHIPHOP部門スモール編成で優勝することができたので、ダンススタジアムでも優勝することしか考えられなかった。

惜しくも準優勝。

あれから10年が過ぎようとしている。ダンス部の顧問をして多くの大会でたくさんの作品を観てきた。顧問としておそらく高校ダンス部の作品を観たその総数では全国トップレベルであろうと思われる。

たくさんの作品を観た。その経験はなんとか生かしていきたいと思う。

当初、ストリート系のダンス部では生徒自作の作品が大部分であったが、この10年でダンス部コーチによる作品は格段に増加し、近年の大会で上位入賞を果たす高校の多くは専属コーチ制作による作品となっている。

それでも、同志社香里高校や千葉敬愛高校などは生徒たちの制作でよい成績を残し続けており、その可能性を示してくれている。

一条高校は、どうすればよいかというとその伝統にしたがって、あるいは置かれている状況に鑑みて、今のやり方を貫くしか方途はない。

生徒たちが自分たちで考えること。

反骨と無頼の精神を持ち続けてドライブとエネルギーに転換すること。

そのことに尽きる。