高校ダンス部強豪校などとよく耳にする。ここ数年安定して大会などで力を発揮する高校ダンス部がある。いわゆる強豪ということになる。
確かに特定の高校群がよい結果を残しているなと感じることが多い。
強豪校が強豪やなと。
先日のHSDC関西大会。多くの高校がエントリーしているが、いったい優勝を心底狙っている高校はどこなのか。いくつかの高校がその候補にあげられる。
すべての高校が踊り終わって、審査の時間帯に入る。
長引く。
審査は予定より30分以上長引いている。
なかなか動きがない。
そろそろやろ。基本的に審査員の話し合いはしないって言うてたしな。順位は点数の合計で決めるハズ。
もしかして同点とか。先生、同点の場合はどうなるんですか?
同点か。そらあれや。PKやな。PKで決める。そらもちろんそやろ、などと軽口をいいながら待ち続ける。
やがてしびれを切らして、ちょっと俺、早よするように本部に言って来るわと立ちあがり、生徒たちからやめてください先生というやり取りをしている時に、ようやく審査の発表が始まる。
案の定、3校が僅差であると。そのため審査が長引いたのだと。
上位3校に差がない。
しかしその3校の発表がある。最終的には優勝校が今から決まる。
まず特別賞の発表。箕面高校、京都文教高校、そして岡山学芸館高校。
そして上位3校の発表。
まだ呼ばれていない高校は久米田高校、堺西高校、そして一条。
顧問の見立てでもこの3校の争いであると。
この3つ。
この3校やろな。
そして3位の発表、やはり久米田高校が呼ばれる。そして2位の発表、堺西。
残るは1校だけ。
優勝校の発表は会場にその優勝校の作品の楽曲が流れる。
生徒たちは互いに手をつなぎ、目をつぶりすでに半分以上泣いている。泣いているのか何なのか。まあもう泣く寸前の状態の人と、泣いている人がいる感じです。震えている。
tot morgenのあの独特の楽曲が流れるに違いないという強い思いと、そうでなかった時の恐怖感に似た感情がごちゃごちゃに入り混じっている。
神に祈るしかない。
そして講堂で、セミナーハウス前で何回も何回も聴いたことのある、あの楽曲が聴こえてくる。
顧問は君たちのためにすでに席をたち、通路をあけていました。少しでも早く舞台に辿り着くように。
一条が座っている2階席の一番後ろの座席から、文字通り転がるようにように生徒たちが舞台に駆け込んでいくその姿はあまりにも感動的やな。
1年生だった去年はこの24人で、大会の前の日に完成した作品で特別賞を受賞し、あの時も大泣きだったけれど、2年生の今年その涙はまたまったく違う涙となった。
大きく成長したことが何よりです。
だがしかし道はまだ半分も来ていない。言うなれば道の上に立っただけ、スタートラインに立っただけです。
この作品もまだ成長の過程にある。
いちばん大きな舞台で一条のHIPHOPを楽しんで踊るために、またみんなで練習しよう。


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