「哲学をもつ」と一般的にいう場合、ある固まった態度や見解をもつことを意味している。しかしそれは自分を画一化するようなものだ。

そんな哲学をもつよりも、そのつどの人生が語りかけてくるささやかな声に耳を傾けるほうがましだ。そのほうが物事や生活の本質がよく見えてくるからだ。

 それこそ、哲学するということにほかならない。

『人間的な、あまりに人間的な』  フリードリヒ・ニーチェ