基本、そのダンスを観る側の体験は一回だけです。
どんなに練習しても、半年練習したとしても、1年練習したとしても 2分半の作品のなかにすべてを注ぎ込まねばならない。
そしてその作品の評価をするのは審査員であり、審査員はその作品を一度だけ観るわけです。
練習では何度も何度も観て、映像でとって繰り返し繰り返し、点検してよいかよくないかを判断するけれど、大会ではそんなことはしない。
その一回きりで何を伝えることができるのか。観る人間は初見で何を思うことになるのか。
踊るわれらにとっても、その時その場で、その一瞬のダンスを一回きりのダンスを踊らねばならんということ。
何度も踊っているダンスを踊るのではない。
その場限りのダンスを、繰り返されることのないダンスを踊ろう。

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