U=NEXTの動画配信。ダンススタジアムの夏の大会が解説付きで再度、配信されている。

ふたりのダンサーが解説している。その中で、奈良市立一条高校のダンス、ラッパの人たちにかなり注目が集まっている感じ。

ラッパの人たちは踊っていないですよねというコメントがあったけれど、彼らも当然のことながら踊っている。踊っているけれど、ラッパの人たちはラッパだけをやっていると思われるんやな、ということがわかる。

そして一回目の4人と、2回目の4人は違う人物であるが、それも当然伝わらない。

大会作品に出場するダンス部員、ラッパの役割のところもあるけれど、そうでないパートではそのパートをしっかりと踊っています。

それから全体を通じてユニゾンが揃っているか、ということが高い評価につながっているのだということがあらためて窺い知れる。ユニゾンの美しさ、力強さが高校ダンス部の大いなる魅力なんだな、と。ほぼそれが全てと言っていいな。

そうやな、ユニゾンやな。

高校ダンス部に関わって大会に参加し始めた最初の頃、いったいユニゾンてなんやろとユニゾンの意味すら知らなかった。要するに作品の中で、みんなが同じ振りをそろえて踊る部分、ということです。

揃えるだけのダンス、などと揶揄される時も確かにあるけれど、全員で揃えることには集団のダンスの底知れぬ魅力の源泉が秘められている。観ているものにその踊りの迫真がダイレクトに伝わる。

審査員目線で観てみれば、ユニゾンの完成度に焦点が当てられている、ということ。

一条のダンスは、そこで勝負したがらない。ユニゾンの完璧さではなく、それを越えたところを目指そうとしている。ユニゾンだけではないもっと違うものを探したいと考えている。

それはひょっとしたら、傲慢であるかもしれないけれど、慢心ではない。そこでユニゾンを軽視しているわけではない。

高校ダンスにおいて、それはもしかしたら不遜であるかもしれないけれど、揃えることを越えたダンスの魅力を伝えたいと熱望している。

言葉にすれば、得も知れぬグルーヴ感ということになるのだろう。これはこれで未踏の大陸を探し続けるような果てしのない挑戦ということになるんやろうな。

もしかしなくても。

一条丸の航海は、まだまだ続く。