野球の試合。いちばんおもしろいのは8対7。そう答えたのは米国大統領フランクリン・ルーズベルト。そこから8対7の野球の試合をルーズベルトゲームという。

ここには点を取り合って最後は奇跡の大逆転という意味合いも込められている。

それでは13対12というゲームはどうだろうか。高校野球、大阪府春の大会一回戦。

わが母校の試合。

大阪府立島本高校。相手は甲子園出場12回で選手権全国制覇をしたこともある私学の強豪、明星高校。

実はこの春、わが母校に大学時代の旧友が赴任し、野球部の指導にあたっている。4月の初旬に雨で一度この試合が順延になった際、その友人を数十年ぶりに訪ねた。自分の母校を、親友が指導することになったわけである。OBとして何かと支援しなければならんと。

そして1週間前にその試合。島本対明星。

大方の予想通り、明星がリード。6回を終わって10対3、7回の表島本が得点をあげなければ、コールドゲームを宣告されて敗戦となる。

7回の表、島本は4点を入れて挽回。これで10対7、3点差まで詰め寄る。そして9回の攻撃、島本はなんとこの回に一挙6点を入れて、試合をひっくり返す。これで13対10。

9回の裏、明星の反撃を2点で食い止めた島本高校は13対12で勝利をおさめた。コールド負け直前からの、奇跡の逆転勝利といっていいだろう。私学の強豪を相手によくやった。

それにしても、なんちゅう試合や。高校生、こんなこともあるんやな。最後まであきらめず闘えば、こんなこともあるんやな。

S君、わが母校をよろしく頼む。2回戦は来週の29日。俺はストリートダンス選手権、藤井寺で闘っているので応援には行けないけどね。